Izelを使ってみる
Izelを使ってEAのパフォーマンスを向上する方法について実装例を示します。
MT4に付属する MovingAverage.mq4をベースにして、Izel ライブラリにおいてパフォーマンスを改善する例を解説します。

上のトレードグラフはMovingAverage.mq4を使って、トレードした場合のパフォーマンスです。
条件は以下の通りです。
通貨 | USDJPY |
---|---|
開始日 - 終了日 | 2023/01/01 - 2023/12/31 |
期間 | M15 |
スプレッド | 5 |
モデル | 始値のみ(最も早い方法。バーの始めにしか動かないEA向け) |
これをベースにIzelライブラリを使ってパフォーマンスを改善する例を示しながら、実装方法を解説していきます。
この チュートリアルの最後にはパフォーマンスが以下のようになります。

なお、ヒストリカルデータとどの業者のMT4を使うかによってここに示す結果とは異なることがあります。トレード条件以外に以下の環境依存があるのでご注意ください。
1. MT4
ここで示すのはアヴァトレードのMT4による結果です。違う業者のMT4を使った場合には異なる結果となることがあります。特にインポートしたヒストリカルデータを小数点以下2桁(USDJPYの時)で扱う業者があり、その場合は結果は大きく異なります。ヒストリカルデータは小数点以下3桁(USDJPYの時)の業者のMT4を使うようにしてください。

左のように小数点以下3桁の表示がある方が精度が上がり良い結果を示します。
2. ヒストリカルデータ
MT4におけるヒストリカルデータについてはアキシオリーから1分足をダウンロードしました。使うデータによって結果が変わるのでご注意ください。
https://www.axiory.com/jp/trading-tools/historical-data
MT4にデータをセットする方法については以下を参照してください。
https://fxforex.biz/historical-data.html
ここでは15分足のトレードを行うために1分足から15分足のヒストリカルデータを生成しました。別の足のヒストリカルデータを作成するに方法はこちらを参照してください。
https://minagachi.com/get-history-data
それでは、どのような手順で学習を行っていくのか順に見ていきましょう。